ガットなViolino♪

ヴァイオリン、TOROガット弦、弦楽ワークショップ、アンサンブル等の情報。

ガット弦・・音の出し方、弾き方

TOROのガット弦で演奏しだして、今年の夏で5年目になります。

 

(裸の)ガット弦に換えてみたことで、今まで知っているようで知らなかったことが、次々と分かってきました。

 

TOROのガット弦の前は、ピラストロのオリーブ弦を愛用していました。

全弦、細めのゲージ。D線はシルバー巻き線、E線も柔らかめの金線(ゴールドスティール)。

ガットの場合は、元々ゲージが選べました。

 

元々、オリーブ弦を長年、愛用してきていた私でさえ、シープガット弦、いわゆる裸のガット弦のイメージは、『古楽器ピリオド楽器に張る弦』というイメージでした。

 

ただ、かなり前に、バロック・ヴァイオリンを借りて弾いてみた感触が忘れられず、何とか自分の(モダン)楽器に張れないか?と思ったり、色々情報を探しました。

 

中には、(特に、ヴァイオリンの場合、E線はスティール弦ですし。。)私と同じような考えで、E線にガット弦を張って試す方もおられるようなのですが、人づてですが、『数日でスグ切れた。』という話が多く、『やっぱり。。(^^ゞ』と(苦笑)

 

そのような中、イタリアのTOROさんが手作りしているシープガット弦がとても素晴らしいという情報が入ってきて、掲示板などでも、『モダン楽器、モダンピッチで張って演奏できるし、音も良い。』等々、問題なく、モダン楽器に張って演奏できるというコメントも多く目にしました。(残念ながら、その掲示板は残っていませんが。。。)

 

それで、試しに上2本(A線、E線)に張ってみたところ、思ったよりも、かなり良かったというか、楽器がこんなに振動するなんて、ハッキリ言って驚きでした。(オリーブ弦、張っていたのに(^^ゞ)

 

裸ガット弦にも、結構、すぐに慣れましたが、プロでもアマチュアでも、元々、音の出し方にムラのある方は、最初にガット弦の音というか響きをキレイに出すのは、少し難しいのかもしれません。

 

ここ数年、私のまわりのアマチュア奏者もTOROのガット弦ユーザーが増えてきました。

 

中には、(私の生徒では無い方・・)レッスンの時に、TOROガット弦を張っていくと、先生が怪訝?な感じであったり、残念ながら、受け入れ体制が良くない事が多いようです。

 

アマオケなどでも同様ですし、プロの演奏家、弦楽工房でも、

ガット弦のことをよく知らない方もいるのが事実です。

 

ガット弦と通常のナイロン弦等とは、レスポンスが違うので、やはりガット弦を活かせていないと、『なにそれ?』と、冷ややかな対応だったりするようです。

 

ガット弦のことを知らない人が、ガット弦にもつイメージとは、

 

・切れやすい

ピリオド楽器に張る弦(だからモダンに張る物ではない)

・ピッチが狂いやすい 

 

このような感じだと思いますが、

全て、ガット弦の特性を理解していないがために持つイメージであると思います。

 

TOROのガット弦は違います(笑)

しかし、確かに切れないわけではありません。

でも、それは、ナイロン弦やスティール弦でも同様。

 

ただ、(裸)ガット弦の場合は、切れそうになる予兆?があるので、

換え時がわかります。

それに、切れなければ、弦がのびて、ヘタれた音になることがあにので、これまでのオリーブ弦のように、定期的に全弦取り換えるということがなくなりました(笑)

 

関東でも、関西でも、私のところでは、ガット弦の音の出し方を含めたレッスンを行っています。

勿論、別にガット弦でなくても構いませんが(笑)

 

私自身は、TOROガット弦ユーザーが来られたら、大歓迎です♪

仮に、ガット弦ユーザーではなくても、ガット弦の楽器を弾いてみると、ご自分の(たとえばナイロン弦の)楽器の音の出し方が変わるなり、感覚、認識がちょっと変わると思います。

 

それだけ、ガット弦には深いものがあります。

 

高い楽器ではなくとも、つまり、どのような楽器でも(調整はできていないと良くないですが。。)、ガット弦が、その楽器の裏板をキレイに振動させてくれて、クリスタルな響きを出してくれます。

 

ただ、弦自体、天然の素材(羊腸)で出来ているもので、日本でTOROガット弦を売って下さっているコースタルトレーディングさんで、無駄なコストを乗せないとか、色々なお考えもあって、まるで釣り糸のような状態で届きますので(笑)、結び目を自分で作って張るなど、少々、不器用な方にとっては、確かに敷居が高く感じられるかもしれません。

 

しかし、ガット弦の特性さえ理解できれば、ガット弦をどう扱えば良いのか、また、どう扱えば長持ちするのか等々分かってきますので、確かな情報を得ることで、解決できるのではないかと思います。

 

私が主宰し行っています、単発の弦楽ワークショップ『なにわオフ会』『関東オフ会』、大阪では、守口シティアンサンブル(アマチュア弦楽アンサンブル)、関東ではリアルガットアンサンブル、それに、大阪の自宅教室、東京での単発のレッスン等に、ご参加いただければ、ガット弦ユーザーもいますし、私とだけではなく、ガット弦ユーザー同士の情報交換の場にもなると思います。

 

これまでののガット弦レポートは次のURLにあります。

 

とろふぁん♪:シープガット・レポ《 index 》

http://vn-bbs.net/index.php?e=92

 

今月は、

3月10日(日)には、守口シティアンサンブルの練習がありますので、

『弦アンオフ♪』にご参加いただけます。

『MCEと気軽に弦楽アンサンブルオフ♪』(3/10)

http://vn-bbs.net/wsbd/workshop.cgi?action=view&no=5

 

守口シティアンサンブル

http://mce.lasolre.net/

 

翌週には、東京と所沢で、弦楽ワークショップとレッスンを行います。

 

 

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  『第26回関東オフ会』(3/16) -Vivaldish Day♪(1)-

  参加表明ボードはこちらです。

  http://vn-bbs.net/wsbd/workshop.cgi?action=view&no=55

 

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    【早割】3/3まで♪ 

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 ヴィヴァルディのポップな作品、

 弦楽の為のシンフォニアから、抜粋しアンサンブルします。

 

日時:3月17日(日) 9:30〜17:30

場所:アミュージング・グレース(西武池袋線「所沢」下車、徒歩5分ほど。)

 

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスで参加可能です♪

 

 詳しくは、こちらのURLにてご確認下さい。

 http://vn-bbs.net/index.php?e=303

 

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  『関東1日レッスン』『基礎トレレッスン』(3/16:椎名町

  http://vn-bbs.net/wsbd/workshop.cgi?action=view&no=56

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日時:3月16日(土) 11:00〜19:00

場所:バッハはうす 練習室(西武池袋線 椎名町駅より徒歩5分。)

 

基本奏法、基礎テクニック、そしてその為に必要な、

フィッティング・チェックも可能です。

 

曲やエチュードを希望される場合には、事前に、メッセージにて、

相談の上、レッスンの内容を決められるようにします。

 

 詳しくは、こちらのURLにてご確認下さい。

 http://vn-bbs.net/index.php?e=304

 

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