弦楽アンサンブルの楽しみ、極意??
関西では『なにわオフ会』、関東では『関東オフ会』(まあ、その名の通りですけれど(笑))を主宰していますが、、。
弦楽アンサンブルをするときに、楽譜から何を読み取って演奏していますか?
アンサンブルするときって、通常、『パート譜』を見て演奏しますよね。
当たり前なのですが、スコアから、一つのパートだけを取り出して書いてあるわけです。
自分のパートだけでは、(これも当たり前なのですが。。。)音楽としては、全くもって不完全。
ただ、ある程度、そのパート譜から、(読み取る力があれば。。。)想像して音楽を作っていくことはできます。
勿論、本来は、元のスコア(総譜)を見ないとダメですけれど。。。
パート譜だけ見ていると、どうしても、線的に音を考えがちです。
それに、単純な音が続いていたりすると、『つまんなぁ〜〜い(笑)』と思ったり。
でも、実は、他のパートで、凄く面白い動きをしているかもしれない。
今度の、『なにわオフ会』(4/28)、そしてGW時期に2日間連続で開催する『関東オフ会』(5/4,5)では、ヴィヴァルディの弦楽の為のシンフォニアを取り上げます。
ヴィヴァルディというと、『四季』や、あとは『調和の霊感』の、特に、6番、8番等の協奏曲が有名ですが、弦楽の為のシンフォニアもたくさん書いていて、これが、ものすごく面白いです。
何しろ、今のポピュラー音楽のように聞こえるので、おおよそ、バロックというか、何となく古くさい古楽での演奏だとか、そういう風には思えない!と思っています(笑)
というか、ヴィヴァルディの音楽が、現代のポピュラー音楽の下地になっていることは間違いないでしょうね。
弦楽の為のシンフォニアを、いくつか聞けば、納得だと思います。
その中でも、今回、取り上げる曲。。。
(関東では、次の2曲もやります。)
シンフォニア ニ長調 RV.122(ヴィヴァルディ)
特に、シンフォニア ト短調 RV.157(ヴィヴァルディ) ですが、3月20日の『関東オフ会』で取り上げて、大好評でした。
まず、カッコイイ♪(笑)
それでもって、ポリフォニックな進行で各パートが絡み合って音楽を盛り上げていきます。
ヴィヴァルディならではの、第2次近親調経由の重なる転調、そしてゼクエンツで、聴くものの心をギュッ♪っと捉える、そういうのが上手いんですね。
リクツ(音楽理論)なんかわからないよ〜!という方でも、『なにわオフ会』『関東オフ会』に参加すれば大丈夫(笑)
皆で、音を出しアンサンブルしながら、メロディ、ハーモニー、バス進行、そしてゼクエンツなど、体感しながら理解することができます。
やはり、そういうことがわかった上で、ここの部分はどれくらいのディナミーク、アーティキュレーションにした方が良いから、こういうボウイングで、と決めていけると思うのです。
短絡的に、『ここは、P(ピアノ)って書いてあるから小さく。』では音楽になりませんしね。
是非、一緒に立体的な弦楽アンサンブルを体感してみませんか?
何れのオフ会も、本日(4/6)中の(『参加表明(仮登録)』『本登録フォーム送信』『参加費振り込み』)申込み完了分まで【早割】での受付となります♪
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《なにわ弦楽WS》『第26回なにわオフ会』(4/28)
http://vn-bbs.net/wsbd/workshop.cgi?action=view&no=41
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《関東弦楽WS》『関東(拡大)オフ会』(5/4,5)
http://vn-bbs.net/wsbd/workshop.cgi?action=view&no=42
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